VRゲームが流行らない4つの理由
「PlayStation VR」の予約が始まりました。あっという間に予約分が完売した、とのこと。
VRゲームは、一過性の流行で終わるだろうな、と思っています。
一時期流行った、3Dテレビのような感じで、普及せずに終わっていくのかなと予想しています。
VRゲームが流行らない理由
理由1:カメラとの十分な距離やスペースを確保するのが、日本の家では難しい
VRゲームで遊ぶには、身体全体を認識するカメラが必要です。カメラとの十分な距離やスペースを確保できないと、VRゲームをまともに遊ぶことができません。
たとえば、プレイステーションカメラなら、テレビから2~3メートルくらいは離れないと、カメラが人を上手く認識してくれません。大きな部屋に住んでいる人は全く問題ないのですが、小さな部屋に住んでいる人は、距離やスペースの確保が難しいです。
理由2:価格が高い
プレイステーションVRがかなり安い価格で販売されていますが、本体も含めると約8万円になります。将来VR機器が普及しても、あまり価格は安くならないでしょう。
理由3:VR酔い
VRゲームは、高い確率でVR酔いが起きます。現在はVRゲームソフト側で、VR酔いが軽減されるような工夫をしていますが、これは本来VR機器側でなんとかすべき事柄です。これが解決しないかぎり、普及は見込めないでしょう。
理由4:子供は遊べない
VR機器の利用は、子供の身体に悪影響をおよぼす可能性が判明しており、各社ともに年齢制限を設けています。「Oculus Rift」は13才未満。「プレイステーションVR」は12才未満の利用を禁止としています。子供が遊べないゲームが普及するとは思えません。
まとめ
昔、電気屋に、VRではない普通のヘッドマウントディスプレイが店頭に並んでいた時期がありました。展示品の映像さえ映っていない青いディスプレイ画面をのぞき見て、子供ながらワクワクしていたのをよく覚えています。
VR機器、VRゲームが流行って、一般家庭に普及する未来がきたら、これほど嬉しいことはありません。
ただ現状の見通しとしては、VRは企業や医療の現場など、限定された場所での活躍にとどまるのかな、と予想しています。