音としては聞こえるのに、言葉を聞き取れない症状の治療法について
NHKニュースで、このような記事が流れてきました。
要は、言葉が聞き取りづらい症状のことです。
相手「~~~」
自分「え?ゴメン、なんて言った?」
というように聞き返した経験は、誰しもあるかと思います。
これが症状が重くなってくると、2度3度聞き返しても聞き取れなくなってきます。
雑踏や居酒屋など、周囲が騒がしい場所でも会話が困難になります。
私も全く同じ症状をもっていて、今まで生きてきました。
以前はもっと症状が酷かったのですが、だんだんと改善してきましたので、その治療法を書いてみようと思います。
当時、大学病院の耳鼻科で検査しても「問題なし」でした。
病気ではない、と判断されました。
それから10年近く経ち、この「音としては聞こえるのに、言葉を聞き取れない」症状についてわかってきたことがあります。
病名は、NHKニュースでは「聴覚情報処理障害」という名称でしたが、「感音性難聴」とも言います。
残念ながら、この病気は完治できません。
信じられないようでしたら、病名でググってみて下さい。
現時点で治療法はありません。
ただし、症状を緩和させる改善策はあります。
改善策その1「コミュニケーション力を鍛える」
私は元々コミュ障だったのですが、仕事や恋愛などでコミュニケーション力がついてくるにしたがって、症状が改善されていきました。
つまり、「話を聞く力」「理解力」が足りていない可能性がある、ということです。
コミュニケーション力を鍛えるのに一番効果があったのは、彼女や妻を作って、たくさんコミュニケーションを取ることです。
それが出来たら苦労しない、という声が聞こえてきて申し訳ないのですが、
ケンカして話し合ったりを繰り返してくと、否が応でもコミュ力が鍛えられていきます。
改善策その2「上手く聞き返す力を鍛える」
この病気を抱えている人は、相手に聞き返す機会が多くなります。
そのときに相手の気分を害さないよう、上手く聞き返す力も必要になってきます。
コミュニケーション力が鍛えられていくと、自然と出来るようになるかと思いますが、参考までに例を書きます。
相手「今日の夕ご飯、○○だったんだけどすごく美味しかった~」
自分「ゴメン聞き取れなかった、何を食べたって?」
相手「○○だよ」
自分「○○ね!いいなぁ~めっちゃ羨ましい」
1つ目のポイントですが、
「ゴメンなさい、聞き取れなかったからもう一度言って」と丁寧に伝えましょう。
気分を害さずに済みます。
「聞き取れなかった」の部分も重要です。
単に「もう一度言って」と伝えると、相手が「話がわかりづらかったのかな」と勘違いして、別の言葉で説明し直す可能性があるからです。
別の言葉で説明されると、ますます聞き取れなくなってしまいますよね。
2つ目のポイントですが、
具体的にどこを聞き取れなかったのか、相手に伝えましょう。
自分「ゴメン聞き取れなかった、何を食べたって?」
上記の例でいうと、「何を」の部分です。
聞こえなかった部分を明確にすることで、
相手「○○だよ」
と短く返してくれるようになり、聞き取りやすくなります。
改善策その3「ストレスを避ける」
私は新社会人になりたての頃に、一番症状が酷くなりました。
ストレスの影響も少なからずあったと感じます。
現代生活でストレスをゼロにすることは無理ですので、せめて睡眠時間を長くとったり、運動したり、健康的な生活を心がけましょう。
改善策その4「気にしすぎない。病気を受け入れる」
私はあまりにも症状が酷くて、補聴器を付けていた時期もありました。
でも補聴器をつけたところで大した効き目はありませんでした。
むしろ、症状を気にするあまり、ますます症状が酷くなっていきました。
あまり気にしすぎないことも重要です。
たとえば、花粉症の人は、春先にハンデを抱えながら生活しています。
偏頭痛持ちの人も、生理が重い女性も大変です。
私たちも耳が悪い性質であることを受け入れて、どうにかやっていくしかないです。
まとめ
治療法としては、
- コミュニケーション力を鍛える
- 上手く聞き返す力を鍛える
- ストレスを避ける
- 気にしすぎない。病気を受け入れる
となります。
あと書き忘れていましたが、雑踏や居酒屋など、周囲が騒がしい場所で会話が困難になる件の対処法について。
これは、騒がしい場所を避けるしかありません。
飲み会の場所を個室や自宅にしたり、雑踏での電話で声が聞こえないときはイヤホンを使いましょう。
ご相談などありましたら、いつでもどうぞ。